どんなクルマ?
2017年秋にデビューした、プジョーの7シータ・ミドルクラスSUV。先にデビューした3008と5008の関係は、ヨーロッパを強く意識したマツダCX-5とCX-8の関係と類似。ベース車の全長とホイールベースを延長し、7人乗りの3列シートを実現している。とはいえ全長は4640㎜に過ぎず、日本で使うにも十分実用的なサイズ。3008同様エクステリアは先進的で、インテリアはicockpitと呼ぶ液晶画面を採用。インパネの先進性なスイッチや、クロスを効果的に配したセンスなど一はフランス車らしくオシャレ。エンジンは1.6リッターターボと2.0リッターのクリーンディーゼルの2種を用意。どちらも洗練された制御のATと組み合わせ。ディーゼルモデルには最近8ATのGT Blue HDiが追加され、ますます高性能に。室内も広く、ひと昔前のフランス車とは一線を画した乗りやすさや信頼性を実現しています。人目を惹く個性的なクルマです。
イチオシポイント
クリーンディーゼルエンジン搭載はPSAグループ独自開発の本格派。ディーゼル比率が高い欧州の中でもフランスのディーゼル人気は高く、その高性能は折り紙つき。そしてドイツ車とも日本車とも異なる、均整の取れたデザインと高貴な雰囲気は特別感に溢れ、プジョー/シトロエンで最高峰の質感を持つインテリアと併せて、オーナーの高い満足度が約束されています。価格も比較的リーズナブルで、CX-8を買う予算があるならこちらを選んだ方が、個性を発揮できるという面で満足感が高いと思います。
ウィークポイント
今話題の前車追従機能付きクルーズコントロールや、車線逸脱を防止する”レーンキープアシスト”など運転支援システムの性能は、改善の余地がありそうです。