予算
クルマを購入する際、やはり予算が大きなポイントになります。いくらお気に入りのクルマがあっても予算の制約がつきもの。
ゆとりを持ってクルマを維持する所得目安は、車両価格が年収の1/3程度。一般的に1/2までは無理なく可能と言われます。昨今の共働き事情を考慮すると、年収というより世帯年収が目安になるのかも。ちなみに住宅ローンの借り入れ審査の目安は、年収の6倍と言われます。独身でクルマ好きな人は年収とイコール、またはそれ以上という人もいるので、あくまで平均的目安となります。
特徴
輸入車といっても、お国もメーカーも様々。日本に輸入される外国メーカー車で一般的なものは、
ドイツ:メルセデス・ベンツ、BMW、ミニ、アウディ、フォルクスワーゲン
フランス:ルノー、プジョー、シトロエン
イタリア:フィアット、アルファロメオ
スウェーデン:ボルボ
アメリカ:Jeep、シボレー
イギリス:ランドローバー
などです。
特徴を端的にまとめると、ドイツ車は日本同様資源の少ない国なので、工業製品の輸出が盛ん。よって多方面において“高性能”です。フランス車は小粋で誇り高き“オシャレ“。どちらかというと小型車が得意です。イタリア車はデザイン・エンジン音など官能性能“が高く、スウェーデン車は北欧家具のように”高機能かつ高性能“、アメリカ車は雄大な大地に基づく”ダイナミック&ビッグスケール“でおおらかな雰囲気が魅力と言えます。
それぞれの国の歴史や文化、また道路事情や国民性を映し出す自動車。
輸入車を所有する魅力の一つは”見聞を広げる“と言えるのかもしれません。
諸元表の読み方
寸法・重量
全長(㎜) :クルマの前後の長さ
全幅(㎜) :クルマの横幅。ドアミラーは含まない
全高(㎜) :クルマの高さ。
ホイールベース(㎜)前輪の軸と後輪の軸との距離
トレッド (㎜)左右のタイヤの中心間距離。
最低地上高 (㎜)地面から一番低い箇所までの垂直距離。保安基準は90㎜以上
室内長(㎜) :インパネからリアシートヘッドレストまでの距離
室内幅(㎜) :運転席ドア内側から助手席ドア内側までの距離
室内高(㎜) :フロアから天井までの距離
車両重量(㎏) 車両本体の重量に、燃料満タンとエンジンオイルバッテリー、車載工具など
含めた重量
乗車定員(名) 12歳以上のものを1名とする。12歳未満は大人1人=1.5人で計算
性能
最小回転半径 目いっぱいステアリングを切って旋回した時、外側前輪が描く半径
燃料消費率(km/l)燃料1ℓあたりクルマが何km走行できるかを表す。日本ではJC08モードを基準とし、輸入車は特別に対策をしていないものが多く、発表数値と実燃費が近い。
エンジン
総排気量(cc)エンジン内の機能が1回転する時に排気する量で、シリンダー容積の合計
圧縮比 シリンダー内のガスが何分の1に圧縮されるかを表す
最高出力(kw・ps)エンジンが発揮する最高出力
最大トルク(N.m・kgm)エンジンの最大回転力。停止状態から加速状態に変える力
タイヤ
205/50R16/87V
205=タイヤの幅(㎜)
50=扁平率(%)205に対するタイヤの厚み
R=ラジアル構造
16=リム径(インチ)ホイールの大きさ
87=単輪の負荷能力
V=速度記号 時速何キロまで使用可能か
豆知識
タイヤのサイドウォールには製造年週が記載されています。
WIMMR3412=2012年の34週目(8月)製造を表す
まとめ
輸入車はデザインやカラーリングなど個性的。最近は世界的な環境規制により、燃費にもしっかり配慮されています。主にはディーゼルとエンジンのダウンサイジングがその特徴です。
また輸入車の多くは、新車のメーカー保証が3年(距離無制限)あります。一方国産車は3年または6万kmのどちらかか早い方で保証が切れます。さらに車両価格に予め3年間のオイル交換代などのメンテ費用が含まれているメーカーも。むしろ輸入車の方が内容が充実しているほどです。
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