自動車の歴史を紐解くと、ヨーロッパ発祥ということがよくわかります。
ガソリンエンジンで動く乗り物を発明したのは、ドイツ人のゴットリープ・ダイムラーとカール・ベンツ。これが1880年代です。
ベンツ・パテント・モートルヴァーゲン(1885年)
内燃エンジンで動く馬車のようなものを、自動車にしたのがフランス人と言われます。前部にエンジンを置き、変速機を介して動力を伝える駆動システムを開発。DOHCというツインカムエンジンを最初に実用化したのは、ドディオン・ブートン・プジョーです。
また、世界で最初に空気入りの自動車タイヤを発明したのは、フランス人のミシュラン兄弟。これは1895年頃です。
そして、1910年代、ベルトコンベヤによる流れ作業、大量生産方式を実現したのは、アメリカのヘンリー・フォード。日本を代表する、トヨタや日産の前身となる会社が設立されたのは、1930年代に入ってから。
歴史に裏打ちされたストーリーがある輸入車。これからも“元祖”として、高級だったりキュートだったり、また飛び抜けて高性能なものなど、本質的な自動車の魅力を感じさせてくれる商品を提供し続けてくれるはずです。