新年度が始まりました。
2017年度、景気は比較的よかったとされていますが、米国やBLICSなど世界はもとより、国内の自動車販売も好調だったようです。
昨年度(17年4月~18年3月)の国内輸入車販売台数は、前年度1.7%増の30万台を超えました。
これは過去2番目の販売台数を記録しているそうです。
メーカー別では
1.メルセデスベンツ
2.BMW
3.フォルクスワーゲン
4.アウデイ
5.BMWミニ
6.トヨタ
7.ボルボ
8.日産
9.ジープ
10.プジョー
トヨタ・日産は逆輸入車の台数となります。
ちなみに18年3月の販売台数は
1.メルセデスベンツ
2.フォルクスワーゲン
3.BMW
と2位と3位が入れ替わっています。
8年ぶりにモデルチェンジしたフォルクスワーゲンのコンパクトカー・New Poloが好調のようです。
ちなみに国産車・軽自動車も含めた販売台数の実績は
1.ホンダN-BOX
2.トヨタプリウス
3.ダイハツムーブ
4.日産デイズ
5.ダイハツタント
6.日産ノート
7.トヨタアクア
8.スズキワゴンR
9.スズキスペーシア
10.ダイハツミラ
上位10台は、コンパクトカーと軽自動車、エコカーばかり。
ミニバン人気に陰りがでているようです。
輸入車好調の理由として、メルセデスベンツAクラスやアウデイA1/A3など、300万円前後のコンパクトカーが多数ラインナップされ、ユーザーの裾野を広げていることが挙げられます。
一方で、ポルシェやランボルギーニなど、何千万クラスのスーパーも人気を集めています。
軽自動車や国産エコカーは理性的な乗り物ですが、子どもたちがクルマに夢を描きにくいと思います。
かと言ってスーパーカーのような本能に直結したクルマは、限られた人たちのステイタスシンボル。
このような中、昔のスカイラインやマークⅡのような、”普通の人が憧れるちょっといいクルマ”が、今やコンパクト輸入車やSUVなのかもしれません。
これら個性がはっきりしたスタンダード輸入車が、デザインやボディーカラーで多くの人目を惹き、クルマで自己表現するということへのきっかけになることを願っています。
写真・文 イオ ケンタロウ