どんなクルマ?
フォルクスワーゲンのBセグメントのコンパクトハッチバック。1975年デビュー以来6代目となる新型モデルで、同社のゴルフやパサートと並ぶ基幹車種です。今回のモデルは7代目ゴルフと共通の新型プラットフォームを採用し、質感や安全性能を高めています。ゴルフがベースなので、ポロ始まって以来初めて3ナンバーサイズとなりました。全長4m・全幅⒈7m以下で設計されてきたポロも、全長は4mを5㎝ほど超え、全幅は⒈,75mに。2000年前後に発売された4代目ゴルフのサイズ感にまで成長しています。一方エンジンは1.0リッターの3気筒TSIエンジンとなり、まずますエコロジー&コンパクトに。日本の自動車税はボディサイズは関係なく排気量で区分けされるので、経済性も優れています。
イチオシポイント
ますます磨きがかかったTSIエンジンと7速DSGの軽快かつ滑らかな走り。ハイブリッドディーゼルなど様々なエコ技術がありますが、小型車では、その軽量コンパクトさ故、フォルクスワーゲンが推奨する”ダウンサイジングターボ”に優位性があります。またデュアルクラッチ式のトランスミッションも、駆動ロスの低減などスポーティーさでは相当な優れもの。普通のコンパクトカーを、軽快に仕立てています。
ウィークポイント
新型プラットフォームや最新の安全装備(人認証機能など)が標準となりコストが増えたためか、リアブレーキがドラムになったり、室内のハンドグリップが省かれたり、細かなコストダウンが・・・。3気筒エンジンの振動が4気筒より大きいのも仕方ありません。