輸入車販売 絶好調

・シェア14%に

日本自動車輸入組合(JAIA)によると、外国メーカーの国内販売が好調で、17年1-12月の累計が1997年以来の30万台超えとなると発表されました。

大きくは、世界的な環境規制に適応するため、各メーカーが小型車開発に力を入れ、そのクラスが日本で乗りやすいことから支持を広げています。

またここ最近の株高による好影響もあると思います。

11月の輸入自動車の国内シェアは、異例の14%となっており、なかなか10%を超えられなかったことを踏まえると大健闘となりました。

一方よく考えると、日産などの完成車検査の不正で、国産車の販売が落ち込んでいることも影響しています。

・なぜ受けてるのか

昨年などは、ディーゼル問題で輸入車の信用に傷がつくニュースが報じられましたが、今年は国内メーカーの不正が大きく問題となり、もともとブランド力があるなか身近な車種が普え、さらに値引きも柔軟・・となると輸入車が支持されるのもナットクです。

モデルチェンジをするたびに、大きく値上げしていく国産車に対して、どうせ高いならもう少し頑張って輸入車、と考える人が増えているようにも思います。

・今後は?

輸入車は贅沢品 輸入車はお金持ちのクルマ という先入観が、メルセデスベンツのAクラスによって変わってきたと思います。プリウスやノアでも300万円する今、少し小さいとか燃費が普通ということはあるにせよ、どうせなら輸入車にするという選択は一定数あると思います。定年して、クラウンからアウデイA3やフォルクスワーゲンポロ、ミニバンファミリーから、ジープコンパスなど、300万~400万円には、少数精鋭で魅力ある輸入車が揃っています。

・まとめ

国内メーカー車が優秀な国ではありますが、安くてそこそこいいクルマは、今や韓国などアジア圏にも増えています。人口のボリュームゾーンである団塊の世代は、トヨタを代表とする国産車を信じて歩んできたと思います。その次のボリュームゾーンの団塊ジュニアは、RVやSUV、輸入車などで新しいものを好んできました。

最近は中間層が減っていると言われるなか、極端には高級車か軽自動車の二極化が進んでいます。団塊ジュニアの支持を放さず、その下の世代のファンを拡大することができたら、輸入車マーケットはまだ伸びるのではないでしょうか?

写真・文   イオ  ケンタロウ

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