4月の輸入車販売

JAIA 日本輸入車組合から、4月の外国メーカー車の新車販売のデータが発表されました。

各ディーラーを回っている中で、4月の販売は良くないとお聞きしていたのですが、昨年対比でみると、全国で16071台、昨年比で106%となっています。広島は約2%市場なので、320台程度が登録されているのでしょうか?

ちなみに都道府県別では、広島は昨年対比107.5%。全国平均をわずかに上回っています。

注目は山陰地区。

鳥取146.3% 島根148%(いずれも昨年比)

絶対数が少ないので、少し増えるとこのような数字になるのかもしれませんが、完全なクルマ社会ですし、輸入車の波がきているのでしょうか?これからの自動車販売は、まず、東京かそれ以外か。そして都会か田舎かで、大きく違ってくると思います。

熊本51.1% 大分85.6%

やはり震災の影響をもろに受けています。

メーカー別では、ベスト10中8メーカーが前年を上回っています。

メルセデス・ベンツ111.5% ジープは168.0% ジャガーは257.9%。

一方輸入が止まったフォードはさすがに44.2%に。

ジープの好調とフォードの数字には相関がありそうです。

エクスプローラを買う層が、チェロキーやグランドチェロキーに行ったのではないかと・・

チェロキーの中古車

Jeep チェロキー

グランドチェロキーの中古車

Jeep グランドチェロキー

そして好調のジャガー

XFの中古車

ジャガーは、DセグメントセダンXFが売れています。

ベンツのCクラス、アウディA4、BMW3シリーズなど、ドイツの御三家以外の選択肢として、今一番注目されているのがジャガーというわけです。

本来ならボルボS60やレクサスIS、スカイラインなどが上がってくるなか、新生ジャガーが支持されています。

フォルクスワーゲンも92%と、ほぼ昨年並みの販売を取り戻しています。

3月は繁忙期なので、その反動から台数的には凹む4月ですが、為替や株価、震災など厳しい条件のなか昨年対比6%増し。国産乗用車は99%なので、輸入車は健闘しています。

BMWの電気自動車i3 i8のiシリーズも日本撤退と言われています。

まだ世界3番目の販売台数を誇る日本。

確かに燃費やコスパだけでみると日本車優位ではあります。

ただクルマに趣味性を求める人が減り続けると、国内での選択肢は、国産車とドイツ車だけになり兼ねません。

人口やその構成、若者のクルマへの関心度を考慮すると、自動車産業にとって日本の重要度が低くなるのは仕方ない面もあります。

そうならないために、大人がカッコいいクルマを愛でながら乗る余裕や風潮が、いまこそ必要なのだと思います。

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