JAIA(日本自動車輸入組合)から、1月の新車販売台数の統計が発表されています。
販売台数ベスト10は、
1.メルセデス・ベンツ
2.フォルクスワーゲン
3.BMW
4.アウディ
5.MINI
6.ボルボ
7.ポルシェ
8.スマート
9.Jeep
10.フィアット
驚きはポルシェです。600万円後半からという高額車が7位という健闘ぶり。
スマートも売れているのですね。
ちなみに11位プジョー12位ルノーといった感じ。
輸入車全体で、昨年比99.2%微減となっています。
国産車は乗用車全体で昨年対比101.3%。ベストセラーカープリウスが187.7%、ヴェルファイア475.7%、アルファード376.2%と、トヨタの人気車が底上げ、健闘しています。
ダイハツを傘下に収め、軽自動車販売にも本格的に参入するものと思われます。
こうなると鬼に金棒。
三菱と日産の協業軽自動車を見ても明らかなように、日産のブランドで4倍の販売差が出ています。
おそらくスズキにとっても、ホンダにとっても脅威。トヨタパワー恐るべしです。
さて、輸入車の詳細データですが、
BMW118%、MINI112%、ボルボ135%、ポルシェ119%、フィアット128%、プジョー122%あたりがプラスとなっています。
BMWはアクティブ・ツアラー、グラン・ツアラーが人気。MINIはクラブマンなど豊富にラインナップ、ボルボはディーゼルエンジン搭載車でしょうか?V60クロスカントリーなども出ています。ポルシェはカイエンより小型SUV「マカン」などが人気。フィアットは500X、プジョーは新しい208などが支持を集めているものと思われます。
株価が乱高下し原油も下がっている中、販売を伸ばしているのは心強い。
国内販売の4割を占めると言われる軽自動車は80%台後半と振るっていません。
伸びているクルマは「プレミアム消費」、「安さ重視の消費」は行き詰っています。
クルマづくりを磨き、ブランドマークの変更を予定しているマツダ。
輸入車に限らず、いいデザインでいい走りのクルマは、多少高くても支持されるのだと思います。
お互いに切磋琢磨して、クルマの魅力を高め合っていくことを願います。
その本質を、輸入車の多くは踏み外さないのかもしれません。