ルマンで念願の優勝を果たし、資本面を超えた存在感を持つトヨタ。
SUBARUと提携して86/BRZを開発、現在ドイツのBMWと スープラ/Z4の開発を進めているよです。
20世紀最後に 日産/ルノー連合が誕生し、世界的に資本や技術提携が加速しています。
今やあまりニュースにならなくなったので、その代表的なものをまとめてみました。
【フォルクスワーゲングループ】
・フォルクスワーゲン
・アウディ
・ポルシェ
・ランボルギーニ
・ベントレー
・ブガッティ
・シュコダ
・セアト
を傘下に収めています。
ブガッティはフォルクスワーゲンがフランスに設立したスポーツカーメーカー。
シュコダはチェコ、セアトはスペインの自動車メーカーです。
フォルクスワーゲンゴルフとアウディA3、ランボルギーニとアウディR8など、効率化が進んでいます。
【フィアットグループ(FCA)】
・フィアット
・アルファロメオ
・アバルト
・クライスラー(Jeep)
・ランチア
・マセラティ
・フェラーリ
が傘下となります。
スーパーカーの代表格・フェラーリがグループとは驚きです。
フィアットの500Xとアルファロメオジュリエッタ、Jeepレネゲイドはプラットフォームが共有されています。
このほか、トヨタがEV開発でマツダやPSA(プジョーシトロエン)と提携したり、日産とメルセデスベンツが技術協力で、スカイラインにメルセデスのエンジンを搭載するなどしています。
【その他】
ジャガー/ランドローバーはドイツのタタ
ボルボは中国の吉利汽車(ジーリー)
マツダとフォードの提携は一部と除いて解消
100年に一度と言う大変革期を迎えた自動車業界。
EVや次世代エネルギー、自動車運転など資本を集約して開発を進めていくため、これからもグループ化が進むものと思われます。
ダイムラーとクライスラーのような大規模同士の合併より、ルノーやタタのように小が大を・・・というものの方が長続きするケースが多いようです。
フォルクスワーゲンとフィアットという、ドイツ・イタリアの代表的なメーカーの規模と裾野を改めて実感しました。
文 イオ ケンタロウ