カタログの読み方(諸元表)について

img_1271新車のカタログはカッコイイ写真であふれています。

最近は燃費20.0km/ℓなどわかりやすい数値もありますが、カタログの後ろの方にある諸元表って、実はわからない数値の代表だと思います。

この機会に、主なものが何を表しているのかを簡単にご紹介します!

寸法・重量

全長:クルマの前後の長さ。4700㎜を超えると3ナンバーになります。

全幅:クルマの横幅。ドアミラーは含みません。1700㎜を超えると3ナンバーです。

全高:クルマの高さ。立体駐車場などを考えると1550㎜までが便利。

ホイールベース:前輪軸と後輪軸の距離。長いほど高速安定性に有利ですが小回りがききません。

トレッド:左右のタイヤの中心間の距離。広いと安定性良。

最低地上高:地表面から車体の一番低い箇所の垂直距離。90㎜以下は車検NG。

室内長:インパネからリアシートヘッドレストまでの距離

室内幅:左右のドアの内側の距離

室内高:足元から天井までの最大距離

車両重量:車体本体に燃料満タン、オイル類、バッテリーなど含めた数値。人間は別です。

性能

燃料消費率:JC08モード(km/l)

燃料1ℓあたり何キロ走行できるかの数値。以前の10.15モードと比較すると、やや実態に近づいたものの、相変わらず実燃費とは乖離。都市部では公表数値の60%くらいが実際の性能。輸入車は日本のテスト用に作ってないので、公表値と実燃費が近い傾向に。

エンジン

排気量:ピストンが通るシリンダー内側の直径と行程(ストローク)で算出します。2001ccからは3ナンバーになります。

圧縮比:シリンダー内の圧。数値が大きいほど薄い燃料で効率よく燃えます。マツダのスカイアクティブはこの圧縮比にミソがあります。

最高出力:エンジンが発揮する最高出力。以前はpsで表示していましたが、現在はKWで表示。軽は64ps、ひと昔前の普通車も280psまでの自主規制がありました。

最大トルク:エンジンがする最大の仕事量。停止状態から加速状態にもっていくための力

この他、変速機(MTやAT)のギア比は、タイヤが1回転するのにペダルを何回こぐかというイメージ。またサスペンションやブレーキなどの種類もいろいろありますが、説明が長くなるので別の機会とします。

タイヤ

205/50R16 87V

205はタイヤ幅mm

50は扁平率 側面ゴムの厚みが幅の50%という意味

Rはラジアルタイヤ

16はリム径のインチ。わかりやすくはホイールの大きさ

87は単輪で耐える重さ。この場合545kg

Vは耐えられる最高速度

クルマのカタログには、このような数字がたくさん載っています。

その代表的なものが何を表しているのか、簡単にご紹介しました。

1300ccのフィットでも、横幅が1700mmになれば(実際は1695mmなのでたった5mmの違い)3ナンバーになります。

この機会にご自身のクルマや興味があるクルマの数字を、少し詳しく見てみてください。

文  イオ ケンタロウ

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