日本カー・オブ・ザ・イヤー

COTY

日本の自動車産業の1年の締めくくりのようなイベント、日本カー・オブ・ザ・イヤー2015-16は、マツダロードスターに決定しています。

マツダは昨年2014-15のデミオに続いて2年連続受賞。

ZoomZoomで生まれ変わった初代アテンザから、スカイアクティブテクノロジー世代となり、ますます勢いを増している感じです。

ワタクシ、小学生のころから、年末はカー・オブ・ザ・イヤー(COTY・car of the year)のクルマを予想することと、徳大寺さんの”間違いだらけのクルマ選び”を読むことが定例でした。

昔はCOTY(car of the year)受賞のクルマは売れないということを言われたりしていましたが、昨今は社会的意義や役割なども加味して選考されているのでしょう。97年はプリウス、07はフィットというベストセラーカーも選ばれています。

一昨年13-14は、初めて輸入車であるゴルフ7も選ばれています。

選考車リストを見ると、12-13にもマツダCX-5が選ばれており、新世代マツダのクルマが高く評価されているようです。

個人的に歴代で思い出深いクルマは、87-88のギャラン。VR-4というスポーツグレードは、のちのランエボに続くスポーツモデルで、三菱のイメージが一気に好転したクルマです。

翌年88-89のS13シルビアも、鮮烈なデビューのクルマでした。プレリュード人気だったクーペ市場に、FRでスタイリッシュな文武両道のクルマが出たのです。当時中学生でしたが、許されるなら今すぐ乗ってみたいと思いました。

94-95のFTOも印象的です。当時のクーペの法則からすると、見たことないバランスのデザイン。クーペFIATをモチーフにしていたようですが、ホンダのVTECに対抗してMIVECエンジンを搭載しており、こちらも見た目も中身も憧れたクルマです。

97-98のプリウスも、すごいのが出たと思いました。4ドアセダンとして明らかに不格好なデザインでしたが、「21世紀に間に合いました」という鉄腕アトムを起用したCMを合わせて、これは新しい!と印象づけられたクルマです。

98-99のアルテッツァも、AE86レビン・トレノの再来として、鳴り物入りでデビューしたFRセダン。今でもたまに見かけますが、良いデザインです。ちょっとエンジンが古かったですが・・

03-04のレガシィも素晴らしいクルマでした。当時1代前のBH型レガシィを所有していましたが、エンジンと軽量ボディのあまりの進化ぶりに愕然としたものです。

08-09はトヨタのマイクロカーiQ、10-11はホンダCR-Zなど、選考基準がしっくりこないクルマもありますが、やはりその年を代表するヒット曲や流行語のようなものなのだと思います。

平成元年の初代デビューから、順当に成長してきたロードスターですが、この度はボディ・エンジンともダウンサイズしています。

単なるかっこいいスポーツカーとしてだけではなく、軽量化に挑んだ姿勢も評価されたのだと思います。

ちなみに輸入車部門では、BMW初のFFとなる、2シリーズアクティブツアラー/グランツアラーが選出されています。

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