北米カー・オブ・ザ・イヤー

世界3大モーターショウの一つ、デトロイトモーターショウで、カー・オブ・ザ・イヤー2016が発表されています。

受賞したのは、ホンダシビック。2015年11月に発売されたアメリカ専用モデルです。

北米カー・オブ・ザ・イヤーは1994年に始まった制度。意外や1980年スタートの日本カー・オブ・ザ・イヤーよりも歴史は短いのです。

最終選考に残ったのは、シビックほか、シボレーのマリブというクルマと、マツダミアータ(日本名:ロードスター)

結果は、シビック203点、マリブ181点、ミアータ146点

2.0リッターと1.5リッターターボエンジンを搭載。別にハイブリッドでもディーゼルでもありません。けど、小型のわりに室内が広くアメリカ人好みのスタイルもあって、売れ行き絶好調のようです。

ちなみに過去5年の受賞は、2015がフォルクスワーゲン・ゴルフ、2014がシボレー・コルベット、2013がキャデラック・ATS、2012が現代・エラントラ、2011がシボレーボルト。

ドイツ・アメリカ・韓国などいろんな国のクルマが受賞。

多人種が混在する国民らしく、国籍は問わず。

シビックは2006年に続き2回目の受賞です。

昨年、日本で話題になったのはシビックタイプR

2リッターターボで、ドイツニュルブルクリンクサーキットのラップタイムはFF車として世界最速。

750台限定に何倍もの申し込みがあり、即完売しました。

シビックなのに450万円くらいします(ベース車は420万円くらい)

まだまだカルト的なクルマ好きがたくさんいるのですね。

ただこのクルマ、抽選にあたった方がディーラーへ商談に行くと、転売しない旨の誓約をかわすそうです。

投資の対象として注目されている一面もあるのでしょう。

CIVICといえば、本来市民の大衆車です。

カローラなどに比べて若々しいスタンダードカー。

団塊ジュニア世代にとっては、初代シビックは子どものころ親が乗っており、自分はVTECエンジンを積んだスポーツモデルに、というイメージ。実際シビックの専用レースもあり、軽量ボディに高性能エンジンというクルマでした。

そんなシビックは、2012年を最後に日本で販売されておらず、久しぶりに生まれ故郷に、この限定モデルタイプRが750台投入されたという寸法。

北米の自動車マーケットは、過去最高の販売台数を記録するなど最近好調のようです。

今や大衆モデルシビックはアメリカに渡り、フィットがその役目を担っています。

アコードもレジェンドも同様、アメリカ向け。

スバルレガシィも、アメリカ向けになってしましました。

日本で活躍してメジャーへ。

シビックはアメリカで、今も大活躍しています。

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