先日、ご年配の大変クルマ好きな紳士と話する機会がありました。
そこで感じたのが、世代による好きなブランド違い。
その方は、とにかく日産。スカイライン・フェアレディZがとても輝いていた時代だそうです。
その話を聞いて、ワタクシたちの時代はホンダだったなぁという話に。
中学生の時にセナの時代だっかのか?
とにかくPowerd by HONDA、カッコよかったです。
若いころに憧れたものは、一生の価値観に影響するものだと思います。
さて、団塊ジュニアとして人口ボリュームのあるワタクシたちの世代は、国内の消費やトレンドに与える影響が一定数あると思います。
おもちゃや菓子にはじまり、自動車学校や大学入試など、小室ブームなど、いま考えると団塊ジュニアとともに特需を迎えた産業は、多数あると思います。スマップが40代でいまだアイドルをしているのも、ベースマーケットの大きさと思われます。
ことクルマに関しては、トヨタという王道に対して、日産・ホンダと続いていたわけですが、成人する前にホンダイメージを刷り込まれた世代は、すっかりホンダファンに。その後のシビックやインテグラ人気、オデッセイやステップワゴン人気を支えたのだと思います。だって、最近ホンダのミニバンには若者乗ってないですから。
同世代では、そんなホンダのミニバン路線に共感しなかった層が、スバルレガシィ・インプレッサに流れました。
その後、ゴルフ5のGTIやBMW3シリーズなどが売れたもの、高性能を刷り込んだホンダの影響が大きかったと思います。
アウディ人気もさらに新しいものに敏感な層が、支持したもの。恐らく団塊ジュニア以下のファンが多いはず。
走りを重視する層は、近年輸入車を支持する人が多かったわけですが、最近はMAZDAファンが世代を問わず増えています。
確かにヨーロッパ車を好む層のツボをしっかり押さえているように思います。
今のマツダの輝くイメージを見ている子どもたちは、今後もマツダにいいイメージを抱くと思われるので、しばらくマツダの好調は続くのかもしれません。
そして、最近若者のトレンドとして感じるのは、大型SUVブーム。
特に、Jeepやエクスプローラーなど、アメリカンSUVが人気です。
以前から一定数ファンはいたと思いますが、最近の20代は、カクカクしたアメリカンSUVがお好み。取材などで20代の男女と関わることがありますが、すましたオシャレ車より、大型SUV系が好みの模様。
考えてみれば、ワタクシたちが20代の頃も、パジェロやサーフなど、クロカンブームがありました。
時代は繰り返すと言いますので、その再来でしょうか?
ということは、やはり日本はそこそこ好景気なのかもしれません。若者の雇用は売り手市場とのことですし。超氷河期世代としてはうらやまし限りです・・・
とはいえ、20代がアメリカンSUVに憧れるきっかけは、何だったのか気になります。
室内が広く・視界が高く・所帯じみていない。かな?
ミニバンの使い勝手は捨てたくないけど、カッコいいクルマが欲しいということでしょう。
一般的には消費意欲が低いといわれる若者ですが、肉食系の大型SUVを好む層がいることはたくましい。
ハリアーが火をつけたSUVマーケットですが、デビューから約20年の時を経て、アメリカンSUVがひそかなブームとなっている。
これが最近の風潮です。