6月になり、各社四半期の決算などで、お得なキャンペーンが盛りだくさん!
フォルクスワーゲンなどは、各車事実上の値下げプラス購入資金キャンペーンで、国産車と戦うべく攻勢をかけています。
250万円という価格であれば、国産車を含めて乗用車のボリュームゾーン。
プリウスやステップワゴンなど、いわゆる売れ筋グルマが目白押しです。
今回は、多くの人にとって無理なく買える価格帯で、手堅く乗れるクルマを考察してみます。
フォルクスワーゲンポロ
お買い得なミドルグレードのコンフォートラインが230万円程度
諸費用込でも250万円で購入できます。
最近グレードの見直しがあり、コンフォートラインでも十分な装備を備えています。
1.2リッターTSIエンジンはアイドリングストップも備え、十分近代的。
ドアの締まる音やインパネの質感は、国産車とは一線を画しています。
最新の前車追従クルーズコントロールも選択できます。
●お薦めポイントは乗りやすさ。TSIエンジンは低速から力があり、ハイブリッドなどど比べて自然な乗り味です。
●マイナスポイントはデザインが地味で、モデルが古いこと。そう遠くないうちにモデルチェンジが予想されます。
マツダデミオ
マツダイチオシのクリーンディーゼル車XDツーリングの車両が200万円。
ナビなどのオプションと諸経費で250万円で購入できます。
どうせ乗るならクリーンディーゼルがお薦め。
仮に大きなクルマからのダウンサイジングでも、ディーゼルなら納得!
レザーシートモデルも追加され、高級志向の方もOK
●お薦めポイントは、ボディデザインと自然な運転姿勢。ハンドルやアクセル・ブレーキなどのペダル位置にこだわり、自然な運転姿勢を取ることができます。
●マイナスポイントは、ペラペラなドア。輸入車ユーザーはがっかりすると思います。また後部座席はそれなりの広さです。
ルノールーテシア
少し大きく見えるBセグメントハッチバック。
230万円で売れ筋グレードを選択できます。
最近はナビゲーションをスマホで代用できるので、250万円で乗り出し可能!
0.9ℓのMTモデルがあり、クルマ通をアピールできます。
●お薦めポイントは、小さいのにエレガントなデザイン。サイドの面構成やリアビューなど、デザインコンシャスなフランス車ならではのこだわりを感じます。
●ウインカーレバーの操作感にチープさも。エレガントな雰囲気を損ねるので、いろいろ見てきた人は、少しがっかりするかもしれません。
MINI
少し大きくなった新型MINIは、かわいらしさが薄れたので、むしろ男性が乗るといい感じ。
エンジンは1.5リッター3気筒となり、軽量かつ燃費にも優れています。
塗装やライトのメッキ類など、各所のクオリティはもはや世界の高級車レベル。年式が古くなってもヤレが生じにくいクルマです。
●お勧めポイントは、MINIであること。ビートルともフィアット500とも違い、男性がこだわって乗れるコンパクトカー。関連グッズをはじめこのクルマにしかない世界があります。
●安全面への配慮からボンネット位置が高くなり、デザイン面のバランスがイマイチに。もはやMINIとは言えないサイズも、昔からのファンは複雑なレベルに。
スズキスイフトスポーツ
最近普通車が好調な、スズキを代表すコンパクトカー。
SX4やイグニス、バレーノなど、燃費テストの問題があるなか、スズキの小型車が売れています。その実力を世に知らしめたのがスイフト。スポーツモデル・スポーツは1.6リッターのツインカムエンジンに6MTを組み合わせて※CVTもあり、ジムカーナーなどもモータースポーツでも大活躍。
次期型は1.5リッターターボになるとも言われており、現行モデルは、NAエンジンのコンパクトスポーツという趣味性の面から、長く愛されるクルマになるかもしれません。
●お勧めポイントは、今や貴重な小型のNAエンジンを搭載したスポーツモデル。世界的に探しても、VW POLOやプジョー208のGTIもターボ化されており貴重です。
●とはいえ、エンジンもイマイチパンチ力に欠けています。また着座位置が高く、スポーツ心を削がれるシートポジションはマイナスです。
以上、少し古い価値観かもしれませんが、オトコが乗って様になるコンパクトモデルを取り上げてみました。
今こそ20-30代の青年が、これらのモデルに乗っていると、とても趣味がよく、誠実かつ堅実で、仕事ができそうに映るのではないかと思います。
※写真はサイトから借用 文:イオ ケンタロウ