トヨタのスポーツカー86のマイナーチェンジ時に発表されたとされる「市販のアルミテープをクルマに貼るだけで走りが変わる」という技術。世界のトヨタは特許まで取っているそうです。
ホームセンターで598円(税別)でアルミテープを買い、早速テスト。結論から言うと、わずかに効果があるような気がする というもので、おそらく気のせいではない違いが体感できたので、詳細をご紹介します。
技術根拠
技術的根拠は、「アルミテープで空気の流れをコントロール」する。クルマは走り始めると、ボディに+の電荷をためるそう。この電荷をアルミテープで、空気中に放電させるのが今回の技術。ボディの鉄の部分は自然に放電するので、アルミテープを貼るのはバンパーなど樹脂部分。空気の流れがスムーズになり、走りが安定するというオカルト的なものですが、トヨタの技術陣が発表し、特許まで取っている根拠ある技術なのです。
どこに貼るか
この技術は新型86をはじめ、ノア/ボクシー、プロボックスにまで採用。86前期型の試作車では、前後のバンパー(左右)とフロントウィンドウ下(左右ワイパー付け根付近)、ステアリングコラムのカバーの下(1か所)あたりが効果的だったとか。以上なら7か所テープを貼るだけ。施工時間10分程度。バンパーへの貼り方推奨は、フロントは20センチ大のテープを前後方向に、リアは上下方向に。ステアリングコラムはハンドルの下のステアリングの高さを調整するレバーのあたりに前後方向。フロントウィンドウはワイパー付け根付近の黒い部分に、10㎝程度を左右方向に貼るのがいいようです。
ワタクシはエアクリーナーのBOXも効果的と読んだので貼り、ウインドウ下にアルミを貼るのは抵抗あるため未施工。前後バンパーで4か所、ステアリングコラム下に1か所、吸気BOX1か所の計6か所施行で試しました。
効果は?
一般道と高速で約100㌔走りました。ややステアリングの落ち着きが良くなったように感じました。ただ正直誤差レベル。タイヤの空気圧を替えた、1人か3人乗車かといったちょっとした違い。レポートによっては、走行音が静かに、直進安定性UP、サスペンションの動きが良くなるなど、かなりの効果があったというものもあります。
まとめ
600円10分で少し良くなった気になれたので、満足度は高いです。日々様々な実験をする自動車メーカーの技術者が発表した技術なので、効果がないはずはありません。ワタクシは恰好を気にして控え目に貼ってしまったので、貼り方次第ではもっと有効なのかもしれません。