輸入/国産 コンパクトカー比較

新年度を迎えるにあたり、新しいクルマが欲しい あるいは必要という人もいるのではないでしょうか。

近頃のクルマ離れが、壊れた時だけ買い替える「白物家電」のようにクルマがなってしまうことに危機感を抱き、クルマ好きを一人でも増やしたい”AndCAR広島”は、乗って楽しい・買って満足のコンパクトカーを特集!

250万円を上限に、運転が楽しく所有することで話題になりそうな愛車候補を上げてみます。

シトロエンC3

ファッションの街・パリ生まれのコンパクトカー、シトロエンC3。

最大のおすすめポイントはオシャレな内外装デザインです。デザインは個々の好みがあるところですが、醸し出す雰囲気が明るいということに異論は少ないと思います。

また少し前のフランス車は、燃費や故障など課題もありましたが、最新型はエコかつ俊敏な走りも備えています。1.2リッターターボエンジンは、エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞した世界有数の優れもの。またミッションも6ATで軽快かつ効率的です。

また最近話題のドラレコが標準ですが、おフランス的は、「旅の楽しい思い出を記録」するためのドラレコ。事故の時証拠がどうの・・という暗い目的で装備されているのではありません。

参考価格C3シャイン 239万円

フォルクスワーゲンポロ

フォルクスワーゲンのコンパクトカー・ポロが新しくなります。

長らく販売されてきた現行型ですが、ついにオールニューになります。(4月初旬予定)

現行型を、長く製造してきたので熟成された安心感とモデル末期の値引きを期待して検討するのもありと思います。

新型のトピックは、ついにボディが3ナンバーになり、エンジンはさらにコンパクトな1.0リッターになることです。(現行は1.2リッター)

クルマの基本骨格であるプラットフォームも、ゴルフなどで採用されるMQBに。剛性はもちろんホイールベースが延長され、後席の足元が随分広くなっています。さらに高速走行での安定感も高まっており、「脱コンパクト」といえる性能を持っているようです。

新型は全方位で高性能がバランスされた、またしても世界のコンパクトカーのベンチマークになることと思います。

参考価格 現行ポロコンフォートライン 226.9万円

フィアット500

2007年デビューのロングセラーカー、フィアット500。ルパン三世で有名な初代500から50年後に発表され、10年以上色あせることなく人気のクルマです。

おススメポイントは、どこから誰が見ても特徴的なかわいいデザイン。街をデザイン明るくすることができる、数少ない工業製品とも言えます。

エンジンは普通の1.2リッターほか、ツインエアと呼ばれる2気筒800ccターボも。こちらはとても個性的なエンジン音で、このクルマにしかない世界観を持っています。

トランスミッションは、クラッチを踏むマニュアルモデルのものを自動クラッチにしたものなので、発進時の半クラッチやギヤチェンジの時の息継ぎなどがあります。これも慣れるとスムーズ過ぎない機械の操作感がむしろ好き、という人もいるほどです。

インテリアのボディ同色パネルなど、シンプルなデザインと相まって独自の世界観を持つシャレたクルマです。

参考価格 500S 231万円

マツダデミオ

クルマ好きが認める、数少ない国産コンパクトカー。

ヨーロッパで支持されるマツダ車なので、サスペンションやエンジンのトルク特性などツウ好みの性能を持っています。

内外装のデザインも、国産車にありがちな、どこか子供っぽいゴチャゴチャ感 があまりなく至ってシンプル。本場ヨーロッパに負けない性能を持つスカイアクティブディーゼル仕様もラインナップ。このクルマをベースにCX-3が作られていますが、価格設定や車重とパワーのバランスなど、デミオの方にメーカーの良心を感じます。

日産 ノートeパワー

日産車として、数少ない国内販売好調のクルマ。

セレナと合わせ、国内で支持を集めており、エンジンを発電機としてモーターで走る技術eパワーは、大人気となっています。

アクセルと踏むとモーターの強い加速が得られ、緩めるとブレーキいらずの強力な減速Gが発生する乗り味が、多くの人にわかりやすく、”新しい感”を上手く出せています。

長らく振るわなかった国内販売で、単月の国内販売台数1位にもなった実力派。日産としては1980年代後半のトラッドサニー以来の快進撃。同じコンパクトカーのマーチと違い高級感もあり、その人気にも納得できるクルマです。

ホンダフィット

ホンダを代表するコンパクトカー・フィット。

人気のコンパクトSUV・ヴェゼルはフィットベースで作られています。

ルーツはホンダシティで、その後ロゴとなり、長らく日の目を見ない中、2000年頃デビューした初代フィットが大人気に。

最大のポイントは、燃料タンクを前席下にレイアウトした、センタータンクレイアウト構造による広大な室内です。

現行型はデビュー当時はコストダウンが目立っていましたが、後期型になり随分いいクルマになりました。

ホンダらしく走りも良く、クルマ好きを育てるには、最低限のポイントは押さえてある、といった及第点のクルマです。

以上、国内外のコンパクト・カーを比較してみました。

最近人気のSUV、マツダCX-3やホンダヴェゼルもいいと思いますが、ベース車から比べると割高。低重心で走りがいいという基本を押さえているクルマを取り上げてみました。

クルマ自体を楽しむ人が、少しでも増えたらいいと願っています。

追記

スズキのスイフトも同ジャンルでおススメできるクルマです。。

文  イオ ケンタロウ

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